2023年 カナダ国内の大規模ストライキまとめ なぜ起こる?

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2023年はストライキが多すぎる

昨今のカナダの物価高騰はものすごい勢いであり、今まで働いてきた賃金で働き続けるだけでは、本当に家族を養いきれない人々も出てきています。この状況を変えるべく、一生懸命会社と戦う人々が多くいた結果、ストライキが起こっています。

そもそも一個人では会社に勝てはしませんが、その為に労働者にはユニオンという労働組合が付いています。労働者の地位を守るために、労働環境の向上や賃金アップについてなど会社との交渉を担ってくれるのです。

日本でストライキを聞かないのはなぜ?

日本のユニオンってストライキをするイメージはないですよね。ユニオンを構成する組合員は労働者ですので、日本の会社の組合員はほとんど日本人・カナダの会社の組合員はほとんどカナダ人となります。そう、国民性の違いがここで顕著に表れているのです。日本でストライキを起こしてはいけないルールなど存在しません。ストライキをすればいいのに、やらないのは日本人の国民性なんです。だからこそ海外にいるとストライキがすごく新鮮なものに感じるのです。

2023年の大規模ストライキ

2023年8月-オンタリオ州教員

こちらはまだ実際にストライキは始まっていません。(2023年8月16日現在)

しかし、ユニオンと会社の間で話し合いが合意に至りそうにない為、ストライキが濃厚だと言われています。

もしストライキが始まった場合、対象者はエレメンタリーとセカンダリーの先生合計8万3千人が対象になるとされています。

特に影響を受ける人

エレメンタリー・セカンダリーに通う子供を持つオンタリオ州在住の方

子供が学校に行かないとなれば親も仕事にいけませんよね・・・

2023年7月-バンクーバー港

こちらはバンクーバーの港で働く約7,400人従業員が起こしたストライキです。

7/1から7/13までストライキをし、仕事に一度戻ったあと、更に19日には新たな声明を出しましたが72時間前告知のルールが守られていない違法な声明であるとして却下されたりと、ゴタゴタしていました。しかし最終的には最初の13日間のみのストライキであり、すでに会社と従業員が新たな契約で合意に至ったとしています。

しかしこの13日間のストライキで1兆円の損害がでたとされており、バンクーバーのみならずカナダ全土の海の窓口を閉ざした代償はものすごく大きいようです。

特に影響を受ける人

個人の荷物が送れない・届かない方・輸入品を販売するスーパーや小売業者など世界中の国との貿易

2023年7月-バンクーバーホテル業界

バンクーバーのダウンタウンでは7/18より以下の3つのホテルが合同でストライキに好意的であるという投票がなされました。まだストライキは始まっていませんが、後に始まる事が予想されます。

  • ハイアットリージェンシー
  • ウェスティン・ベイショア―
  • ピナクル・ハーバーフロント

3つのホテルを合わせた従業員の総数は1000人を超えると言われています。

また、「シェラトン・バンクーバー・エアポート」の200人を超える従業員は6/14から現在まで約2カ月間に渡りストライキをしています。まだ合意に至っていないということで続いており、宿泊予定であったお客様は別のホテルへ案内をしているようです。

特に影響を受ける人

バンクーバー周辺の該当一流ホテルでのステイを楽しみしていたホテル予約者

2023年4月-公務員(全土)

今年一番のストライキはこれ。カナダ全土のフルタイムで公務員のような仕事をするPSAC(the Public Service Alliance of Canada)のメンバーがストライキを起こしました。

期間は4/19-5/1で、12日間に及びました。労働者数は15万5千人。

繰り返します。15万5千人です。カナダの歴史に残る大規模なストライキであり、本当に大迷惑でした。(笑)

特に影響を受けた方

パスポート更新が必要な方・ビザ申請中の方・タックスリターンの処理が必要であった方(特に2022年のタックスリターンの期限は4月末までであった為)

最低賃金UPが必要かと

個人的な意見にはなりますが、BC州は最低賃金UPが必要かと思います。

現在のBC州の最低賃金は$16.75ですが、ユニオンはバンクーバーで生活をしていくのであれば、時給$24以上が必要である、とストライキを行っているのが現状です。ある意味会社は悪くないのです。本当にただ生きていくだけで、ご飯を食べる事すら大変な方が、特に若者に増えてしまっているのです。州は動かないといけないと、私は思います。

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AUTHOR

オーストラリア留学後、海外移住を目標に日本で生活。
2022年10月にカナダにワーキングホリデイで入国。カナダ永住に向けて奮闘中です。
主にカナダに関する現地からの情報をお伝えしていきます。

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