お得なのはどっち?【デビットカードSony Bank Wallet】VS【クレジットカード楽天カード】
さて前2回に続き、外貨支払いに適した方法を探していくシリーズの第3弾となります。今回の検証では驚きの結果が出ました。是非最後まで読んでみてください!
第一弾は【現金】
第二弾は【デビッドカードを使用した現地ATM出金】
それでは、第三弾へいきましょう!
第三弾は【クレジットカード・デビッドカードでの支払いはお得かどうか】検証していきます。
検証に使用するクレジットカードとデビットカード
まず、今回の検証に使用するクレジットカードとデビットカードを紹介します。発行元の会社によって、多少のレート変動や手数料が変わってくるかと思いますので、今回はモデルパターンとして一例を挙げてみます。
クレジットカード | デビットカード |
楽天カード | Sony Bank Wallet |
楽天カードは、私自身が現在日本で使用しているので、身近なカードとして今回の検証対象に選びました。
デビットカードは、第二弾の時に検証対象として使用したSony Bank Walletを今回も使用しようと思います。
5万円をカナダドルに換算すると
それでは、第二弾までと同様に、日本円5万円を使用した際にどれだけ損をするのか、を検証していきましょう。
今回は前回までと違い、カナダドルで支払った金額が、最後に日本円で請求されることになりますので、5万円をカナダドルで換算しておきます。
本日の為替レート(2022.07.06) | 100円=0.96カナダドル |
5万円をカナダドルで換算すると | 482.21カナダドル |
表より、言い換えると482.21カナダドル分のお買い物をしたときの損はいくらになるのか、という検証になります。
クレジットカード検証【5万円分の買い物をカード払いした場合】
まずは、クレジットカードの場合から始めます。楽天カードが公表している諸経費は以下の通りです。
為替レート
まずは為替レートです。為替レートは、自分が持っているカードの国際ブランドごとに決められたレートが使用されています。では、世界中でシェアの高い、VISAの場合で検証していきます。
VISAの為替レートで、請求金額がいくらになるか確認できる便利なページがありました→(通貨コンバーター)
結果をまとめます。
本日の為替レート(2022.07.06) | 1カナダドル\103.69 |
本日のVISA為替レート(2022.07.06) | 1カナダドル\108.338542 |
VISAの為替レートを使用した482.21カナダドルの日本円での請求額 | \52,242 |
両替による損 | \2,242 |
上記の表より、VISAの為替レートは約1カナダドルにつき5円程度の手数料が含まれていることが分かりました。
そして5万円分のお買い物をカナダドルでした場合、為替レートだけで約2200円分の損が発生する事が分かりました。
所定の事務手数料
この事務手数料は、各国際ブランドごとにそれぞれ手数料率が異なります。楽天カードでは、以下の手数料率が使用されています。
この表を見てしまったらJCBを選ぶしかなくなりますね・・・(笑)ただ、やはり世界で普及率が高いのはVISAですから、0.03%は妥協してもいいのかもしれませんね。
今回は為替レートに続き、VISAブランドを使用して検証していきます。
VISAブランドを使用した際の事務手数料 | 1.63% |
為替レート適用後の請求額(前項にて算出) | \52,242 |
為替レート適用後の事務手数料(×1.63%) | \851 |
上記の表より、事務手数料が約850円上乗せされることが分かりました。
結果は?!
それでは、手数料をまとめます。
為替レート適用による損 | \2,242 |
事務手数料による損 | \851 |
クレジットカード支払いによる損の合計 | \3,093 |
結果は、クレジットカードで支払いをした場合、約3000円の損が出る事が分かりました!
デビッドカード検証【5万円分の買い物をカード払いした場合】
次に、デビッドカードで支払いをした場合について検証します。検証に使用するのはSony Bank Walletです。
上記の表は、海外でショッピングする場合についての手数料を記載しています。
両替による損
前回の第二弾で、ソニー銀行の円普通預金口座から、外貨普通預金口座へ現金を両替して移動させたときのデータを使用していきます。
先に解説を付けますが、外貨口座に残高がある場合も、残高がなく円からアシストする場合のいずれもTTSというソニー銀行が出す為替レートを適用する点では同じです。なので、事前にレートの良いときに外貨残高を作っておくか、カードを使用したその時のレートを適用するか、の違いがあるだけです。どちから得かと言われれば、タイミング次第というのが適当です。
現在の為替レート(2022.6.10) | 1カナダドル\105.42 |
5万円を為替レートで取引すると | 約474.3カナダドル |
ソニー銀行現在の為替購入レート(TTS)(2022.6.10) | 1カナダドル\105.49 |
5万円を為替レートで取引すると | 約473.9カナダドル |
上記より
両替による損(カナダドル) | 0.4カナダドル |
両替による損(日本円) | 約\42 |
上記より、外貨普通預金口座にお金を置いておくためには、約42円の両替手数料がかかることが分かりました。
また先述した上記の表を見ると、ソニー銀行独自の両替レートTTSは、大体100USDに対して\15と記してあるのを加味すると、500USDが75円の手数料で下せる計算になりますので、あながち間違っていないことが証明されます。
その他の手数料は?
聞いてびっくりしてくださいね。
デビッドカードで支払いをした場合の損は、両替の際に出た上記の42円だけなんです。
どうしましょう。私自身も驚きです。
今までの検証結果と比較
それでは、今まで検証してきた結果と比較していきます!
- 第一弾【現金の外貨両替による損】
- 第二弾【デビットカードを使用した現地ATM出金による損】
現金の外貨両替による損 | 約\3,868 |
デビットカードを使用した現地ATM出金による損 | 約\1,068 |
クレジットカードでの支払いによる損 | 約\3,093 |
デビッドカードでの支払いによる損 | 約\42 |
いかがでしょうか。
個人的にはちょっと驚きの結果でした。なんでもっと早くデビッドカードを使わなかったのか、こんなにお得な方法があったならもっと早く知りたかったという気持ちでいっぱいです・・・。
クレジットカード・デビッドカードでの支払い以外の方法
その他の方法と比較しています。
- 空港で現金を外貨両替する
- ビットカードで現地で現金を下ろす
- 海外送金する(現地銀行口座が必要)
最終章となる次回は、海外送金による損はどのくらい出るのかの検証をしていきます!