ワーホリで実際にMSPに入った方法のまとめ
はじめに
BC州のMSP(Medical Services Plan)は、ブリティッシュコロンビア州における公的な医療保険プログラムです。これに加入することで、BC州の居住者は医療費の一部をカバーすることができます。MSPは2020年にBC州政府が導入した変更により、2020年1月1日以降、プレミアム制度から無料制度に移行しました。
ワーホリ×MSPの条件
ワーホリに来た私達がMSPに加入する条件は以下の通りです。
- ビザの有効期限が半年以上ある事
- ブリティッシュコロンビア州にそのまま連続して半年以上滞在する事
- 最低週18時間働いている事(雇用証明書等の提出が求められます。)
- ワーホリ期間中に最低6か月連続して働く事
出典元:British colombia州公式サイト working holiday programs
解説
上記の条件を紐解くと、「BC州に半年以上滞在予定で最低週18時間以上働いている、ワーホリビザの有効期限が半年以上残っている方」が対象であることが分かります。
中でも審査に通るには「最低週18時間働いていること」と「ワーホリビザの有効期限が半年以上残っていること」の2つが絶対に満たされる必要があります。
3カ月ルール
MSPには「3ヶ月ルール」というものが存在しています。これはMSPを新規に申請した場合に、MSPはBC州への居住開始後3カ月経ってから保険適用が開始される、というものです。理由は公費(無料)の医療を受ける為に移住されたりすることを防ぐためです。
では実際に私がワーホリでMSP適用開始になるまでの時系列を使って説明していきます。
- カナダに入国 10/27
- 仕事開始 11/28
- MSP申請 12/15
- MSP審査合格 12/30
- MSP適用開始 2/1
考察
上記の例から、カナダ(BC州)入国から約3カ月/MSP申請から約1カ月半でMSPが適用となりました。ワーホリの方は職が見つかってからしか申請ができませんが、申請さえできればその後はスムーズです。
申請に必要な雇用証明
もう一つワーホリでMSPを申請するのに大事なのが、雇用証明です。ワーホリでMSPを申請する場合は、必ず雇用証明を添付する必要があります。ここで雇用主とのやり取りが必要です。私は10日くらいで書類を作ってもらえましたが、雇用主によっては待たされる可能性もありますので早めにお願いしましょう。
雇用証明に記載する内容
会社から雇用契約書を受け取っている場合は【フルタイム】または【週〇〇時間】と勤務時間数の記述がある場合にはこれを使うことができます。もし、そのような書類がない場合は、以下の内容をもれなく記載した手紙を雇用主に書いてもらう必要があります。
- 働き始めた日
- 働き終える予定の日(ビザの期限いっぱいでお願いしましょう)
- フルタイムまたは週に働く時間数(18時間以下ではMSPは下りません)
出典元:British colombia州公式サイト working holiday programs
重要なポイント
押さえておくべきポイントとして【雇用証明書をもらい、その雇用証明書に不備がなくMSPが適用されてしまえば、クビになっても仕事を辞めてもMSPは有効期限まで使える】のです。先手必勝です。
添付しないで提出した場合
「雇用証明を送付してください」という手紙と返送用封筒が送られてきてしまいます。申請が滞ってしまうし、返送するために雇用証明を印刷したり、切手代がかかります。注意しましょう。
申請自体はオンラインで簡単
上記の準備が整ったら申請をします。申請はオンライン上で簡単に行うことができますので整い次第早めに申請してしまいましょう。
注意点
- オンライン申請では【ワーホリビザ原本】と【雇用証明書】が必要です。オンライン申請ですのでプリントアウトする必要はありません。
- ワーホリビザのService Cardは顔写真が付いていないものになりますので顔写真は不要です。
- Fair PharmaCareとSupplementary Benefitsの申請はできませんので「No」を選択しましょう。
- オンライン申請フォームには【雇用証明書】を添付する枠が設けられていません。ワーホリビザを添付する欄に一緒に添付してください。
さいごに
申請が完了したら、HealthInsuranceBCから手紙が届くのを待つのみです。この手紙にて審査を通過できていれば、その後にService Card(MSP)が届きます。
参考にしてみてください!
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