PRカードが届かない!PRTD無しでも飛行機で帰国できた方法
今回は、私の体験談として初めてのPRカードが届く前にカナダ国外へ旅行に行ったその方法を共有していきます。
ちなみにPRカードを初めて取得する場合のみで、PRカードの有効期限切れや紛失の際の情報ではありません。また、この内容は、私が独断で試した方法であり、皆さんの帰国を保証するものではありませんので、情報までにお読み下さい。
一般的な方法
まず、PR保持者(なりたて)が初めてのPRカードを事前に受け取ることができなかった場合、IRCCで公式に認められている一般的な帰国方法は以下の通りです。
- 渡航先でPRTD(トラベルドキュメント)を取得する
- 陸路でカナダへ帰国する(eCOPRを証明書類とする)
ということで、「PRTD無しで飛行機に乗ってカナダに帰国する方法はない」と分かります。
でも私の場合、旅行期間が1週間以内であり、PRTDの申請はできないと判断し、陸路を中心に作戦を考えていました。が、飛行機でなんとか帰国する方法を模索していたところ、いい情報を仕入れました。
飛行機に乗った方法
結論からお伝えしますと、「有効なETA」を利用して飛行機に乗る事に成功しました。
では、なぜそんな案を思いついたのかを説明していきます。
まずPRカードを手元に持たないPR保持者の帰国方法として注意が必要な点として、IRCCによると「公共交通機関は使えないため、レンタカーや徒歩でのカナダ入国をする必要がある」と記載があります。そしてこの理由は「公共交通機関はPRカードという証明がないと搭乗させてくれない可能性があるから」であり、入国審査官はそんなこと気にしていないのです。※私の解釈です。
要するに、「公共交通機関が私を乗せてくれさえすればカナダまで帰国できる」と見込んだわけです。
そこで、どうやってビザを証明しようかと方法を探していたところ、ネットで見つけた情報の一つに「以前から取得していたETAがまだ有効である場合、航空会社にはETAを提示すれば良い」とありました。たしかに、航空会社は私達はどんな目的でカナダに入国するかまで質問してきません。そうとなれば、航空会社に対して、有効で、しっかりと証明のできるビザ(eCOPRは証明にならない)としてETAを提示すれば良いと。そしてETAは基本的にパスポートに紐づいているため、航空会社のチェックイン時に自動で確認され、質問すら受けないであろうことにも気が付きました。
ただ一つ懸念点があったのも事実です。それは、「通常eCOPRが発行された時点でPR保持者とみなされるため、取得済みであり、今まで有効であったETAが無効にされる危険性」です。ETAのステータスはIRCC内でいつでも確認ができるため、直前までステータスが有効であることを常に確認する必要がありました。
こうして「ETAのステータスを常に確認し、帰国前に無効にされてしまったら飛行機をアメリカ着の便に取り直して陸路でカナダへ戻ろう」と第2プランも作成していました。
結果、私のETAは切れることなく、帰りの飛行機に乗り込むことができたのです!
ちなみに、オンラインチェックインでは「I don’t have a PR card」を選択しました。実際に私はPRでしたが、質問にあるPRカードは持っていませんでしたのでこの申告で行い、問題ありませんでした。
カナダ入国審査の方法
次に、飛行機がカナダに降り立ち、もう一つ越えなければならない壁がありました。それは入国審査です。
この入国審査では「私が実際にカナダに滞在している目的にあったビザ=PR=現在持ち合わせる唯一のPRステータスを証明する書類eCOPR」を提示し、見事に通過しました。
要するに、航空会社が私を飛行機に乗せた理由は「ETAという観光ビザを持っていたから」ですが、入国審査で入国できた理由は「PRステータスが確認できたから」です。これが、私が唯一見つけたPRTD無しでカナダに飛行機で帰国する方法です。
このような結論に至った理由としては、「ウソは一切つかない」をモットーとしたからです。(笑)
航空会社がETAを使用してくれたのは「航空会社としてはれっきとした有効なビザだから」であり、私が虚偽の証言をしたわけでもなく、偽造したビザを提示したわけでもありません。
陸路でカナダで帰国
さて、ここまでで私はカナダに帰国することができたので実際に試してはいませんが、是非とも皆さんに共有しておきたい「陸路での帰国方法」についての情報を記載しておきます。
先述していたIRCCの情報「公共交通機関は使えないため、レンタカーや徒歩でのカナダ入国をする必要がある」という部分の確認をするために、私は国境を越えるバスを運営するFlixbusに問い合わせをしました。そこで得た回答は「有効なパスポートを持っていればバスに乗れる」というものでした。
もちろん入国審査官に対してビザを提示する必要があるため、eCOPRを印刷して持って行く必要があります。しかし懸念していたPRカードが手元にないとeCOPRではバスに乗せてくれない可能性がある、というIRCCの情報は運行するバス会社によっては問題がないということが分かりました。
まとめ
いかがでしたか。再度になりますが、私が自分なりに調査と実践をしてみた結果であり、入国審査に通る保証はありません。ですが私自身、情報があまりにも少なく色々と悩みましたので、参考になれば幸いです。
- 飛行機で帰国するなら
- 航空会社(ETA)+入国審査(eCOPR)
- 陸路で帰国するなら
- バス(eCOPR)
- レンタカー(eCOPR)
- タクシー+徒歩(eCOPR)
どなたか同じような経験のある方がいらっしゃればコメント頂けると皆さんの参考になります。共有頂けると嬉しいです!
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