船便でカナダに荷物を送る方法とメリット -国際郵便-

2024年4月29日

カナダにいるご家族や友人に向けて荷物を送りたい方の参考になればと思います。私自身日本から船便で6回以上荷物を送ってもらっていますので体験談も交えてお話していきます。

カナダに荷物を送る方法は3つ

まず、カナダに国際郵便を送る方法は以下の4つです。今回は「船便」について解説していきます。

早い/高い↓

EMS →飛行機輸送
航空便 →飛行機輸送
SAL便 →飛行機輸送　※現在受付停止中
船便 →船輸送

船便のメリット・デメリット

船便を実際に利用するか迷われている方も多いと思います。船便ヘビーユーザーの私だからお伝えできる、以下のメリットとデメリットを読んで、利用をするか決めてみてください。

メリット

圧倒的に安い
荷物が重ければ重いほどおトク
- 2kgの荷物を送る場合：【船便：2,200円　航空便：3,930円】
- 6kgの荷物を送る場合：【船便：5,500円　航空便：14,600円】
送料分を中身に費やせる

デメリット

遅い
- 2か月前後かかると言われている
- でも実は早いと1カ月ちょっとで届く（経験談）
賞味期限の近いものやすぐ必要なものが送れない
箱が潰れているとき”も”ある（経験談）

個人的に船便の一番の懸念点は箱の頑丈さです。一度ベロっと箱が潰れて届いた次からは以下に注意して送ってもらっています。

梱包の注意点

頑丈そうな箱を選ぶ
中身はビニール袋の中に入れて万が一にも零れ落ちないようにする
底や側面もガムテープで強めに補強

また船便の届くスピードは結構マチマチですが、経験上丸3カ月かかったことは一度もありません。賞味期限の近いものや、急ぎで必要なものがある場合は、それだけ分けて「小さく軽くして」航空便で送ってもらうこともあります。

船便を送る方法

では実際に船便を送る時に必要な手順は以下の通りです。

荷物をまとめる
重さを計る
- 封を閉じるためのガムテープ分の重さを考慮しておきましょう
内容物の英語名・値段・重さ・個数などをメモしておく
- ラベル作成時に時間がかかるとやり直しになります・・・
ラベルを作成する（オンラインにて）
登録したメールアドレスに「QRコード」または「印刷用番号」を受け取る
最寄りの郵便局に荷物とQRコード/印刷用番号を持って行く
荷物を出したら完了

上記の手順においての注意点をまとめていきます。

注意：カナダに送れないもの

荷物を発送する前に、カナダに送る事が禁止されている「禁制品」のリストを確認しておきましょう。禁制品が入っていた場合は荷物が返ってくるか破棄される可能性が高くなります。

全世界共通禁制品一覧

国際郵便として送れないもの – 日本郵便

カナダ禁制品一覧

国・地域別情報(国際郵便条件表) – 日本郵便

注意：内容物の英語名

この手順が一番ややこしいですが、以下の法則を守って頂ければ大丈夫です。

食べ物（お菓子など）

食品（乾燥食品、冷凍食品、ペットフード、菓子類、キャンディー、チョコレート、野菜を含む全ての食品及び植物）をカナダに送る際にはその「最終用途」を明記する必要があります。

個人使用→Non-commercial use
サンプル→Sample
販売→Commercial use
試験用→For experiment

例えば個人使用の場合は食品名の後ろに(Non-commercial use)と記載し、その旨を記載する必要があります。すべての食品にいちいちこの記載を入れます。

例：グミを個人使用として送る場合【Gummy (Non-commercial use)】

化粧品など

全世界共通の禁制品として「スプレー」や「アルコール24度を超えるもの」が挙げられます。カナダは化粧品類を禁止していないものの、スプレー缶でないことや、アルコールを含まないことなど明記しない場合、上記の禁制品を含む疑いがかけられる可能性があります。

スプレー缶でない→(No spray)
アルコールを含まない→(No alcohol)
アルコールを含む→(Alcohol 〇%)

例：プラスチック容器に入ったアルコールフリーの化粧水を送る場合【Face lotion (No alcohol, No spray)】

インスタントラーメン

カナダの禁制品として「肉」があります。実はカップラーメンやインスタントラーメンには「肉エキス」が入っている場合が多く、この肉エキスも禁制品です。もし肉エキスを含まないインスタントラーメンを送る場合は肉類を含まない旨の記載が必須です。記載を含まない場合、インスタントラーメン系は没収されると思ってください。

例：肉を含まないインスタント麺【Noodle (No meat)】

アルコール飲料・タバコ

カナダには度数や本数など関係なく一切のアルコール飲料とタバコを送ることができません。注意しましょう。